消費者運動「鯨類に感謝 @ Thanks Cetacea」 【くじらの消費者運動】

【鯨類食文化の理解促進】 捕鯨と「いるか漁業」。東京の鯨食人口は1割以上いるとされます。小型鯨類(いるか類)は、岩手、秋田、山形、福島、茨城、千葉、神奈川、静岡、山梨、和歌山、沖縄等の県内の地域での伝統食です。

ニタリクジラ試食。評判上々/近代捕鯨は日本遺産にふさわしいといえそう/熊野灘への観光客は増加/日本以外の場所にもある日本の遺構/太地\(^o^)/今季通算11日目の鯨類追込み網漁の成功/イルカ狂団体が女子学生にまた嫌がらせ

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下関でのニタリクジラなどの試食。評判上々です

10月24日、下関市内のショッピングモールで、

母船式捕鯨船団(沖合捕鯨)が7月に陸揚げした鯨肉の試食200人分がありました。

試食は、食品加工メーカーが調理したニタリクジラ赤身の「くじらみそ」です。

試食者に上々の評価なので、ニタリクジラで商品化されるのかもしれませんね。

調査捕鯨の時は、捕獲した後の調査に時間がかかりお肉の処理が遅かったのですが、

商業捕鯨では調査が簡略化され時間がかからず、肉が劣化し難くなり、

調査捕鯨の時代以前の「おいしさ」が回復しているのではないでしょうか。

 

 

「くじらみそ」を報道がどのように伝えたか

NHK(山口):「クジラ肉をショウガ汁に漬けてレンコンと一緒に炒めた」

読売(山口):「いためた肉にみそなどを合わせた」

山口新聞:「しょうが汁につけたニタリクジラの赤肉を炒めてみそで味付け」

yab山口朝日放送:「味噌とショウガで煮た」

tysテレビ山口:「みそと混ぜ合わせて、軟らかく煮込み」

朝日(山口):「赤肉に火を通し、みそやみりんなどで味付けして煮込んだ

上記の情報だけでは居酒屋やご家庭で再現するのは難しいかと存じますが、記録しておきます。


報道では、ニタリクジラの味の評価が話題にされました。

ニタリクジラの食味が、国民的な関心事になったようですが、

逆に、国民的な関心事とは

「良い商品を生産している民間にとっては良い宣伝にもなる」ともいえます。

 

近代捕鯨は日本遺産にふさわしいといえるかも

近代遺産の遺構は、文化財になっているものが各地に散在しています。

 

↓大正時代に建てられた旧東洋捕鯨株式会社下関支店(文化財

archive.ph

 

おそらく、「文化遺産」としての全容は、

既に各地の文化財に認定されているものを集めて「近代捕鯨の遺産の一群」とするか、

あるいは、古式捕鯨も近代捕鯨も関係なく「日本の捕鯨の遺産の一群」とするか、でしょう。

(まだなんの大枠も公表されていない段階での推測に過ぎません。また、参加する自治体も一部しか公表されていないようです。)

 

捕鯨文化の地は、大きく2つあります。

  1. 古式捕鯨のみの地域
  2. 近代捕鯨の地域

上記の二つです。

このうち、古式捕鯨は江戸時代にはあったものなので、その文化財を各地で日本遺産へ申請すれば、単独であっても認定される実力がある場合もあり得ます。

 

文化遺産文化財といっても、古文書の時代の遺産だけでなく、

「近代遺産」というジャンルもありますし、

そもそも、近代の遺産も「地域の文化財」となっている例は山積しております。

「歴史的な価値があるもの」は、遺産として考えられるべきです。

日本各地の近代捕鯨は、日本遺産としての価値があると考えるべきです。

 

10月11日頃の報道

www.yomiuri.co.jp

www.youtube.com

 

山口県下関市以外に、山口県長門市長崎県長崎市、北海道釧路市和歌山県太地町など8道県17市町が申請に参加する意向を示す。

↓10月19日頃の報道

www.yomiuri.co.jp

 

今回のターゲットは、「日本遺産」です。けして「世界遺産」は目指さないでください。

捕鯨とは、

クジラ製品(主に鯨肉)の生産のための道具(生産活動)であって、

かつ人々の営みなのであって、

論争の素材でも、論争のための道具でもないからです。

 

日本遺産の効果)熊野灘への観光客は増えています

2016年に熊野灘捕鯨文化を伝える「鯨とともに生きる」が日本遺産に認定された和歌山県の担当者は、国の補助金を活用し、周遊モデルコースの構築や観光商品の開発などに取り組んだことを報告。その効果もあって、観光客数が認定前より約50万人増えたとした。

 

www.yomiuri.co.jp

 

熊野灘捕鯨文化が日本遺産に認定され、それ以前に比べ、観光者が50万人程増えたようです。

日本遺産に認定された地域は、

マスメディアが文化財を紹介してくれますし、

我が国の国内には「捕鯨ブーム」という現象もありますので、

観光者が増えるという傾向もあります。

 

さて、観光者が増える要素は、「日本遺産」のような大きなアドバルーンを上げることにつきます。

消費者は、インターネットや、国内では読み手が少ない海外報道にまどわされる機会を気にすること無く、テレビや新聞などの報道や旅番組で動くものなのです。

NHK放送なんて効果てきめんです。

また、イベント*1のような報道・放送の動機付けの回数を増やせば、放送局も取り上げやすいでしょう。

報道・放送の機会の回数で集客が決まってくるので、

ウェブサイト等の整備など小手先よりも、

報道各社に働きかけたり、イベントの数を増やせるよう知恵を出すことが、遥かに、極めて重要でしょう。

 

シーシェパードの煽り

昔、過激な反捕鯨団体シーシェパードなどの海外から来た潜伏員などが、

「太地をゴーストタウンにしてやる」などと挑発的な言葉を公言し、

また、海外報道に太地叩き(日本叩き)をさせていますが、

逆に、観光者が来るようになりましたです。

地域のピンチを演出してくれてありがとう、すべての反捕鯨家さん(皮肉)

 

日本以外の場所にもある日本の遺構

↓台湾南部の鵝鑾鼻燈台付近の鵝鑾鼻神社の鳥居。東洋捕鯨会社の寄付

archive.ph

余談ですが、実は、かつて日本が関係している近代の捕鯨基地は、

台湾とか

北方領土など

極東アジア

クジラが捕れる地に存在しまていました。

それらの基地は今は痕跡が消失しているとは思いますが、

仮に文化財クラスが残っていたなら、日本(の産業)が関係した「遺産」となります。

 

(参考文献)

もっと知りたい北方領土(3) 料亭やビリヤード場も 東洋一の捕鯨場(THE PAGE) - Yahoo!ニュース」 (archiveは無いです)

archive.ph

植民地支配下の韓半島沿岸捕鯨と日本の小型沿岸捕鯨文化の生成

 

太地沖での鯨類の追込み網漁は今季11日目の成功です\(^o^)/

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2019年1月16日、太地沖

10月16日、太地沖での鯨類の追込み網漁が成功し、今季通算11日目の水揚げとなりました。

(祝辞)

Congratulations to the honorable fishermen of Taiji for the eleventh catch of the season!!!!

 — Support Taiji (@support_taiji) October 15, 2019

10月は台風など嵐がたくさん来ましたので、9月に比べ出漁の機会が減っております。お天気には勝てません(笑)

 

編集後記)イルカ狂団体「ドルフィンプロジェクト」は若い女性の羞恥心を標的に「営業妨害」する悪質な組織

https://archive.ph/yGwgQ/73ff3da88456d056553f37791351832ec76f783e.png

 

急進的な反捕鯨団体は放置すると嫌がらせをしてきます。

この画像は、若い女性の羞恥心を標的にした嫌がらせにより撮影されています。

この団体は、過去には、研修中の水着姿の女子学生などに対し、長時間の無断の撮影を何回かしています。(研修をほぼ毎回撮影しているとの噂(情報)まであります。)

今回もその手口とみられます。

こういう陰湿な手口は、人権先進国の海外では、業者側からの差し止め訴訟が十分にあり得るため、寡聞にして聞いたことがありません。

静かな生活を乱されたくない現地事情につけこみ、嫌がらせが起きているともみなせます。

学校の研修を受け入れるのも民間イルカ展示業にとっては当然ながら収益です。

若い女性の羞恥心を標的に、合法な事業へ陰湿に嫌がらせをしており、

これは営業妨害とみなすべきですから、

ただちにこの団体(組織)を「組織ごと入国禁止処置」とすべきです。

 

上記のような画像(構図)の動画などが出回ったなら、

水着姿の十代の女子学生を、その学生たちが「撮影されてる」とすぐに解る距離や場所から長時間、無断で撮影したもので、「業者に対する営業妨害」の代物と考えて下さい。

 

当ブログの「ドルフィンプロジェクトの問題行動」もご参考に。

 

(あまりブログの更新に日数を開けないために、製作に時間がかかる記事は別の機会に分離しました。悪しからずご了承ください。)

*1:イベントとは、例えば秋では、自治体が主催する「収穫祭」のようなものが連想されがちですが、そういったおおがかりなものだけではありません。