消費者運動「鯨類に感謝 @ Thanks Cetacea」 【くじらの消費者運動】

【鯨類食文化の理解促進】 捕鯨と「いるか漁業」。東京の鯨食人口は1割以上いるとされます。小型鯨類(いるか類)は、岩手、秋田、山形、福島、茨城、千葉、神奈川、静岡、山梨、和歌山、沖縄等の県内の地域での伝統食です。

商業捕鯨は民間企業の事業。捕鯨母船「日新丸」の出港日は機密。調査捕鯨とは違います

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20180331NHK「“妨害受けず計画どおり333頭捕獲” 調査捕鯨船が下関に入港」にコメントを付しました。

 

時代は調査捕鯨から商業捕鯨

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20190405--下関市港湾局:船舶動静情報のページのアーカイブ

web.archive.org


2019年4月を最後に、捕鯨母船「日新丸」の下関への出入記録は公表されなくなっています。
これはテロへのキュリティーを向上させるためでしょう。
商業捕鯨が調査捕鯨よりも捕鯨叩きは下火となり、テロ対策が更に必要というわけでは無さそうですけれども、民間企業ではリスク管理はかなり厳しくしないと、責任を経営者がかぶることになりますから、国が主体の調査捕鯨よりも民間企業の商業捕鯨ではリスク管理が厳しく行われるのは、ある意味当然のことであります。

でも当方を含め、殆どの国民はこれを知りません

 

商業港の競争で商業船の入港や出港は公表されています

最近の商業港は競争がありますので、港の勢いを示す為、商業船の入港期間を事前公表するケースがあります。
2019年4月までの従来は、捕鯨母船「日新丸」の入出港日も下関市が数日前に公表しておりました。いままでは公表されていたのです。

従って、
何も知らないある港湾関係者(末端の労働者)が日新丸の入港日を事前に公表した件は、何も知らない人が起こした事故でしかありません

口さがない人が、公表者について「メディアリテラシーが無い」とか書いたようですが、従前は事前に公表されていたものが、世間がまったく知らない(気が付かない)うちに公表されなくなっただけの話ですので、メディアリテラシーの有無などのおバカ論ではありません

捕鯨母船「日新丸」の特別扱いを知るか否かでしかなく、沢山来る船舶の中で、どの会社の船が特別扱い(機密)かを市井の労働者は知れませんし、機密の存在自体を知れないかもしれず、そもそも港湾は自港を利用する船舶を宣伝したいものなので、致し方ないかと存じます。

 

セキュリティーのため、無関係者は出港式を見物できません

そして捕鯨ファンは、出港式の日にちの公表があれば、お見送り(見物)に行くでしょう。写真を撮りたいでしょうし。

また、一部のマスコミ報道で、お見送りの人々が少ないと言うことがあったかもしれません。
が、実は、出港式などは関係者以外立ち入り禁止なのだそうです。
だから人出(お見送り)は少ないようです。無関係な人たちは式典会場の中に入れないそうですから。

では、無関係な人たちはどこで捕鯨母船「日新丸」を見送ればいいでしょうか

捕鯨船への歓送迎は、鯨食の継続や拡大へのわたくしどもの取り組みには関係はございませんが、
しかし、歓送迎をするほど捕鯨船が好きな方は、鯨食の強いファンでもありそうなので、
これらの人々を無視することなく、事態が好転するよう希望する外にございませんでしょう。

 

ところが、21世紀は環境の世紀でございますから、動物権の環境テロリストや反捕鯨過激派の過激な行動(犯罪活動)がすぼむことは、時代を考えればなかなか無さそうなことで、いつ事態が好転するのかはまったく不明でございます。

また、コロナ不況(当時)で人心も乱れてございますれば、自暴自棄な凶悪犯罪もありえることでございましょう。
用心に越したことは無いともいいますから、捕鯨母船「日新丸」の取り組みをあたたかく見守りたいものでございます。