鮎川に「ホエールタウンおしか」/下関で陸揚げ&ニタリ試食会/第7勝丸 太地帰港/伊豆の海豚漁/太地で10月8日に今季10日目の追込み成功/ヴィーガンがスーパーマーケット襲撃 米DxE逮捕37人
- 東日本大震災から復興中の鮎川に「ホエールタウンおしか」開所
- 10月5日から下関で陸揚げ
- 下関でニタリクジラ試食会(市民団体主催)
- 10月8日、太地町漁協の小型捕鯨船「第7勝丸」帰港
- 太地沖10月8日に今季10日目の追込み成功\(^o^)/
- 伊豆の海豚漁(いるかの追込み網漁)
- 特集)米国加州で畜産襲撃ではなく「小売店襲撃」。DxE逮捕者37人
- 編集後記)当ブログが畜産襲撃(畜産叩き)も扱う理由は、畜産家に備えさせるのが目的です。
東日本大震災から復興中の鮎川に「ホエールタウンおしか」開所
10月4日、「ホエールタウンおしか」が開所しました。
この施設は次の3つの施設からなります。
- 特産品を販売する施設「cottu(コッツ)」
- 牡鹿半島の自然を紹介する「ビジターセンター」
- (来年、完成予定の)「おしかホエールランド」
鯨の寿司店や、鯨歯の工芸品の店など7店舗が出店してます。
「鯨歯工芸 千々松商店」(くじらはこうげい ちぢまつしょうてん)
「黄金寿司」(こがねすし)
くじらのお寿司で知られます。
鮎川への道のりです
実際に車で走って記録した最近の動画です。一本道ですね。
「石巻市内渡波~牡鹿半島鮎川、おしかホエールランドまでの道(宮城県道2号石巻鮎川線)2019年8月 - YouTube」
10月5日から下関で陸揚げ
下関では商業捕鯨で捕獲された鯨肉の陸上げが始まったようです。
これは前日10月4日の帰港の様子です。
下関でニタリクジラ試食会(市民団体主催)
参加者の感想
— 鯨類に感謝@Thanks Cetacea (@irukanigohan) October 9, 2019
「昔はよく食べた」「臭みが全然なくておいしい」
鯨料理
刺身
竜田揚げ
オーロラソースあえ
鯨汁
長門大津くじら食文化を継承する会の副会長
「よく味わって宣伝してもらえるとありがたい」
20191009
ニタリクジラ料理 色々 長門市民らが試食会:山口:読売 https://t.co/AUYViYt1FE
10月8日、太地町漁協の小型捕鯨船「第7勝丸」帰港
和歌山)捕鯨船が商業捕鯨を終えて帰港 太地:朝日新聞デジタル https://t.co/jCurlGvV4a
— 朝日新聞和歌山総局 (@asahi_wakayama) October 9, 2019
捕獲成功は、ミンククジラ11頭とツチクジラ12頭と報道されています。\(^o^)/
「太地浦」の鯨捕りがなぜ成績が良いのか、よくわかりません。
太地沖10月8日に今季10日目の追込み成功\(^o^)/
(祝辞)
Congratulations to the honorable fishermen of Taiji for the tenth catch of the season!!!!
1960年代の太地町の首長には、追込み漁自体で観光客を呼びこむ夢があったようです。太地町では、漁が成功すると、ちょっとした見もの(イベント)だったのです。
昔のニュース動画ぜひみてね
また、こちらは1977年のニュース動画(中日映画社)です。この動画はあまり宣伝しておりませんので、まだ見られていない捕鯨ファンがおられましたら、ぜひ見て下さい。
昔から音で追い込んでいます
さて、世間では俗説が出回ることがあり、稀に「わしが1970年頃に太地に追い込み漁を教えた(従ってそれ以前の太地には追い込みの技術は無い)」などと妄言する御仁が出没しますが、
史実は違い、1950年代に太地町の鯨捕りは小型鯨類を追い込み、NHKで報道してます。また、戦前の南氷洋捕鯨が盛んだった頃の太地には、巨大な網で大鯨の群れを一網打尽にする構想まであり新聞報道されています。これも音で追い込みます。
なお、ソロモン諸島では、手漕ぎの木製の小舟(複数)と棒などで音を出し、ハンドウイルカを含むいるか類を追い込んでおりました。近年、バンドウイルカを飼育向けに出荷したところ、オーストラリアと米国のイルカ狂団体らに目を付けられ、その漁業をボッコボコにされ、現在は滅びかかっております。
「カンカン」という金属音無しの、昔ながらの手法でも、鯨類の追込み網漁は成立します。因みに、デンマーク領フェロー諸島でも時々バンドウイルカが水揚げされますが、これも金属音ではなく、昔ながらの方法です。
金属音を使うのは、捕獲の効率化と捕獲の安定化のためでしかありません。漁業者は、伝統のために仕事をしているのではなく、生業として生活の糧を得るために仕事をしているのですから、技術が進歩していくのは当然のことです。
古典的な捕鯨術といえども、その歴史は、改良と進歩の歴史でありました。
伊豆の海豚漁(いるかの追込み網漁)
静岡県伊東市の井戸川遺跡から、15世紀末から16世紀前半にかけて食べられたと見られるイルカの骨が大量に見つかっており、静岡県教育委員会はイルカ漁が縄文時代から続いていた可能性が高いと考察している
歴史の勉強をしましょう.
— 鯨類に感謝@Thanks Cetacea (@irukanigohan) October 10, 2019
国内の学校に海豚漁の是非の討論をさせる授業がある.
歴史と民俗とをきちんと教えてない授業もある.
特に外国人が講師の場合が「ひどい」講座もあると聞く.
学生を扇動しているとも疑えるレベルまである.
海外の授業には、中立的ではなく論外な場合が散在している. pic.twitter.com/SVimz38kSa
特集)米国加州で畜産襲撃ではなく「小売店襲撃」。DxE逮捕者37人
新傾向かしら?
37人逮捕された営業妨害の事件よりも前からスーパーマーケットは襲撃されていますので、
— 鯨類に感謝@Thanks Cetacea (@irukanigohan) October 9, 2019
お店側(チェーン店)はカンカンに怒ってます。
Direct Action Everywhere(DxE)が加州の全てのチェーン店に入れないように法的措置をしたいようです。https://t.co/hXOjiKhdlr
過激な動物団体が存在する地では、過激なヴィーガン(過激な動物活動家)の群衆が、スーパーマーケット内で畜産品(直訳では、動物性商品)を買わないよう嫌がらせをすることは知られています。
でも従来は、スーパーの中で、特に、お肉コーナーの前で、おぞましい流血の屠畜写真などのプラカードの掲示と嫌がらせの演説くらいを行い、20分とかの割と短時間で立ち去りました。
が、今回は、スーパーの出入り口付近に鎖で体を巻き付けて出入り口を封鎖し(店にいた一部の客は非常口から出たと報じられます)、数時間(5時間といわれます)の営業妨害をし、数十人の逮捕者(最終的に37人と言われます)を出しています。この騒動は、警察が逮捕したことで収まりました。
今後、この手のスーパーマーケット襲撃が拡大するのか?
今後、この暴挙が拡大するのか、今回だけで留まるのか、まったくわかりません。団体は悪質な抗議を続けることを匂わしていますし、警察は逮捕者をすぐ釈放しましたし。
「畜産襲撃」とは、動物福祉が劣っていると難癖をつけ畜産場(畜舎)や屠畜場を不法に占拠し生産を妨害するタイプが一般的です。
その畜産襲撃の「過激さ」を真似し、スーパーの出入り口をふさいで「明確に営業妨害をする」のは、経営方針に難癖をつける理由だけではなく、街中には余り無い畜産場や屠畜場を占拠しても市民に実感はわきにくいが、スーパーマーケットを封鎖するとスーパーの顧客(主に周辺住民)に嫌がらせすることができ、強烈なPRができると考えたかもしれません。
(但し、今回の報道は世界では少なく、センセーショナルな事件ではないと通信社が判断しているのでしょう。)
過激ヴィーガンの襲撃に関し、カリフォルニア州では厳罰化で対処しないのでしょうか。厳罰化しか抑え込む方法はありませんけれども。
以下の記事3つは、出来事を時系列で追っています。
編集後記)当ブログが畜産襲撃(畜産叩き)も扱う理由は、畜産家に備えさせるのが目的です。
当ブログが畜産襲撃(畜産叩き)も扱うのは、畜産家に警報を発するためです。備えがあれば、憂いはありません。備えとは、情報を知っておくことです。
世界の過激な動物活動家の界隈では、とっくに捕鯨叩きが下火となり、一方、畜産叩きが主流となり、活動家の動員を集めています。(デモの動員数ベースの比較)
いま世界では畜産叩きで過激活動家が大量に逮捕されています。
畜産襲撃での大量逮捕は、2018年から2019年9月までの間に、既に全世界でのべ300人程が逮捕され、過激な動物活動家の人数(人口)の少なさを鑑みると、大量逮捕事件での逮捕者が「異様に多い」状態です。*1
捕鯨叩きでは、デンマーク領フェロー諸島でシーシェパードが2014-2015年の間に30人程を逮捕させていますが、畜産襲撃では1回の大量逮捕で30人を超える人数を排出します。
ただし、今回の事件は、畜産場や屠畜場といった畜産業界への襲撃事件ではなく、大規模小売店(スーパーマーケット)であり、かつ、特定のチェーン店企業を襲撃しており、DxE側がこの嫌がらせを他のスーパーマーケットチェーン店企業にまで拡大し仕掛けるのかはよくわからない情勢です。
ちなみに、全世界では「畜産は右肩上がりで成長し続ける産業」と考えられ、動物倫理哲学なんぞから幾ら叩かれようとも、未だ世界に一国も畜産禁止になった国は存在せず、また、2010年代に、2050年までに全世界の畜産は約1.5倍に増加すると強気の予想まであります。従って、かなり長い間、消費者は損をしないでしょう。畜産品の消費者が圧倒的な多数派であり続ければ。