【第5回】ソロモン諸島に続いて日本も「イルカ狂」に屈するか。「リック・オバリーのドルフィン・プロジェクト」は、威力業務妨害とカメラハラスメントとテロ扇動とで組織として入国禁止すべき. 改訂2版
(改訂2版20190920-1100:主に、「「生け簀の切断事件」の直前に世論を煽っていたドルフィンプロジェクト」を加筆しました)
(改訂1版20190919-0400:主に、ソロモン諸島の悲劇、ドルフィンプロジェクトの問題行動、リンク集を改訂しました)
「イルカ狂」の「リック・オバリーのドルフィン・プロジェクト」は、太地町の観光へ嫌がらせをする存在
(この文章は、ひょっとしたらたったひとりの人物“大阪のARおねえさん”にむけて書いているのかもしれません。もちろん「太地攻撃を止めてほしい」です。シーシェパードの片棒を担ぐのは、動物愛護とアニマルライツの界隈にウケが悪いです。アンケート調査では、他の活動にとって「イメージダウンになる」と回答者の過半が答えています。)
イルカ狂とは
「イルカ狂」とは、「その人がイルカについて考えた際に、イルカを異常に愛し、イルカについて視野が狭い考えに陥り、人間よりもイルカを優先する偏った態度を示し、時には、イルカの為に隣人に攻撃的になるさま」を指しているのかと思っております。
(「イルカ狂」という言葉を当方に教えた人物がいますが、残念ながらイルカ狂のいいだしっぺは誰だか存じません。また、イルカ狂の応用に「クジラ狂」、「アニマル狂」もあり、それぞれ対象動物への偏愛を示す症状がある者のことなのだろうと思います。)
和歌山県の太地町に長年潜伏する外国団体(米国)が、「リックオバリーのドルフィンプロジェクト」(以下、ドルフィンプロジェクト)です。
- 2011年、ドルフィンプロジェクトは、犯罪団体シーシェパードと徒党を組み、漁業者の自動車を足止めし(犯罪と考えられます)、警察官が来るまで車を動けないようにし、漁業者に嫌がらせをしています。(この場面は、NHKや民放が一部を放送しています*1。大学の先生も論文でこの件に触れています*2。)
- ドルフィンプロジェクト幹部のタイ国籍の白人(しばし太地に潜伏する)は、太地町内で英語が通じそうな外国人をつかまえては「太地に観光に来るな」とカメラの前で公言していました。
- ドルフィンプロジェクトの白人の学生の潜伏員は、太地町内のイルカ飼育施設内で、自身も客としてイルカに餌をあげイルカタッチしてふれあいながらも、イルカと戯れている日本人観光客に「(イルカに芸を)させるな」と嫌がらせ。*3
- ドルフィンプロジェクトの創設者リック・オバリーは、自身の団体が太地で撮影し晒(さら)す原因者なのに「太地のお陰で日本が世界に恥をさらす」と何度もうそぶきます。
- ドルフィンプロジェクトは、日本への潜伏員の質は問わないので、事実上、入国禁止逃れの元シーシェパード活動家が日本へ潜伏する隠れ蓑となっています。*4
- ドルフィンプロジェクトは、授業で実地研修を受ける10代の女子学生であろうと構わずに、女子学生の水着姿での研修の様子や、研修後の水着姿を撮影・公表しております。これは、以後、研修場所に選んでもらえなくなる虞があり、事実上の営業妨害といえます。なお、この撮影場所は、ドルフィンプロジェクトに頻繁に(週に何回か)撮影されるイルカ飼育施設です。
ドルフィンプロジェクトは、世界レベルの「イルカ狂」の米国団体です。
ドルフィンプロジェクトで日本に潜伏する構成員は、人種差別性を表に出しません。人当たりの良い活動家にダマされるかもしれませんが、この団体ドルフィンプロジェクトは「組織的に人種差別を扇動」する団体です。以下に示します。
ソロモン諸島の悲劇:イルカが足りず正装ができない!
↓ソロモン諸島は、もともとはこういう場所です。時間があるかたはご一読下さい。
ところが、イルカ狂団体「リックオバリーのドルフィンプロジェクト」にかかると、イルカ食へのタブー感を利用し、辺境の地への蔑視を煽ります。(写真には、当方の抗議の言葉が書き込まれております。)↓
ドルフィンプロジェクトがどのくらいの「イルカ狂」なのかというと、有色人の途上国のソロモン諸島の辺境の地での小型鯨類への追込み網漁への叩きのついでに「イルカ食べている」と蔑視を煽るレベルです。世界には、イルカを食す国や地域が有る一方、イルカを食することがタブーの国や地域があり、タブーの国は白人の先進国に多いですから、ドルフィンプロジェクトは、蔑視を助長する差別団体といえます。なぜ蔑視を助長するのかと言うと、簡単に言えば、その国や地域への観光者を減らすためです。観光業の比重が大きい小国で、観光業が悲鳴を上げれば、政府や政治が屈服せざるをえない思惑(戦術)があるからです。*5
さて、ソロモン諸島の一部では、イルカの歯を多用した首飾りの姿が「正装」です。正装なので、その地に国賓が来た際にも結婚式にも着用されます。珍しい習慣なので、民俗学の研究対象にもなっているようです。
しかし、ドルフィンプロジェクトは、そういう文化的な価値を全く無視し、邪魔な文化を攻撃します。
イルカの歯は、ソロモン諸島の一部の人々の民俗として極めて重要なアクセサリー(装飾品)で、無いと大変です。
ところがある時期、ドルフィンプロジェクトは偉い人をお金で釣って凋落させることにより、漁師にイルカを捕まえることを止めさせたことがあります。そうすると、ソロモン諸島の一部の地域に必要なイルカの歯の供給が滞ります。
イルカの歯の装飾品の取引価格が上昇しますし、あるいは、市場に無くなり入手困難になり、結婚式などに必要な正装ができないことにもなりえ、この状態は、ソロモン諸島の一部の地の一部の人々が腹を立てています。
イルカの捕獲を止めさせる過程で、イルカの漁師に洗脳まがいのセンセーショナルな映像を見せたとも考えられます。
現地にどんなことが起きても、ドルフィンプロジェクトは、「寄付を得てイルカを守る結果を作れればいいだけ」なので、米国から遠く離れた辺境の地で、持続可能にイルカを捕獲し、イルカ消費が地域に深く根付いていても、それは全く考慮の対象ではなく、「いるか文化の存続はケシカラン」と視野を異様に狭くしております。ドルフィンプロジェクトが「イルカ狂」といわれるゆえんです。
こういう外国団体ドルフィンプロジェクトの行動こそ「文化帝国主義」というのでしょう。
(「文化帝国主義」とは、ぶっちゃけいうと、その地にとっては大きなお世話ということ。)
ドルフィンプロジェクトの創設者(ほぼ教祖)のリック・オバリーは、自身や自団体の行動に対する「文化帝国主義」という批判を知っています。おちょくるためか話題作りか不明ですが、マッカーサー気取りで「日本に戻る」ことを喧伝したことがあります。(リック・オバリーは直後に飛行機で日本入りを試み、予想通り、入国禁止処分(申告書類に偽りが多く信用できないため)となりました。)
活動家は使い捨て:活動家が危険であってもイルカが優先なイルカ狂ぶりがドルフィンプロジェクト(メキシコのコガシラネズミイルカ保全の例)
そういえば、メキシコでコガシラネズミイルカの保全に失敗しているのを、ドルフィンプロジェクトは、「メキシコ製品ボイコット」(エビとか)で(なんとかなるわけでもないのに*6、)騒ぎだけは作ろうとするアホな団体でもあります。*7
当時、現場に船をだし寄付集め活動するシーシェパード一味は、現地を困窮させる政策の手伝いをする外国の組織のため、現地にたいへんな反感を買い、現地の人々による抗議集会が何度かありました。また、脅しもあったとされています。
こういった事情があり、ボイコット運動をされたら、現地人の怒りにもっと火を注ぐと考えたシーシェパード創設者(教祖)のポールワトソン環境テロ容疑者が、ドルフィンプロジェクトなどのボイコット賛同者に向け、「八つ当たりでわしらが更に反感を買い、活動家の身に危険が及ぶから、ボイコットに反対」と抗議したことがあります。*8
活動家が危険になり襲われたりすれば、保全作業自体が空転するのですが、それにはまったく考えが及ばず、空気がまったく読めない「イルカ狂」なのが、ドルフィンプロジェクトの姿です。なお、その後、本当に襲撃を受けた作業船は、2-3か月はドック入りし、その船の作業が空転しました。
ドルフィンプロジェクトの問題行動
「カメラハラスメント」
ドルフィンプロジェクトは、イルカを展示する施設に毎度入館します。その際にも、カメラでずーっと撮影し続けるので、入場者および関係者が映ってしまいます。イルカショー/クジラショーの観客などの観光を楽しむ人々を映すのです。
また、ドルフィンプロジェクトは、学生たち(10代の女子学生が過半)が、学校の授業としてイルカ飼育施設へ研修に来て、水着姿で実習をするのを、ずーっと撮影しています。ところが、海外で、動物飼育者学校の学生の水着姿での実習を、ずーっと撮影する動物団体など寡聞にして聞いたことがありませんし、そもそも水着姿の若い女性を無断で長時間撮影するのは変質者とみなされかねない行為のはずで、自国ではしないことを異国ではできるということだろうと考えています。
ドルフィンプロジェクトの公表先はインターネット上ですが、その視聴者(団体ウェブサイトに書き込みする者)の質が悪く、ぶっちゃけ環境テロリストのような者(犯罪者か犯罪予備軍かは解りませんが)が見ている形跡があり、撮影された者のプライバシーを心配しなければならないほどです。
撮影が、1年に1回ほどなら気にする問題ではないですが、しかし、この団体の日本潜伏員の過去の行動パターンでは漁が暇な時期は公表できるものが何もなく、継続して注目を得るために、週一回は太地町内の博物館(イルカを展示飼育する施設)で撮影しています。また、週に何回も撮影されるイルカ飼育施設も太地町内にあります。そういった場所でもずーっと流し撮りをするため、観光客も従業員も、しばし警備する警察官までも映しています。
そもそも、9月から2月まで漁を行える日(天候が悪くない日)は、早朝から漁船が沖に出ている間ずーっと観光ポイント「燈明崎」(古式捕鯨の山見小屋跡のある岬)で撮影のために張り込みしています。これは、報道社やジャーナリストのようなプロフェッショナルよりも「執拗な取材」(異様な報道姿勢)といえます。
船団の出漁日は1シーズンで100日位はあると思いますが*9、犯罪組織シーシェパードもそういう行動をしているためか、観光者はトラブルをさけ、自然とその現場から足が遠のいております。
また、影浦そばでドルフィンプロジェクトの動画撮影がいったん始まると、ずーっと流し撮りでライブ中継(実況中継)をする「決め事」があり、撮影場所を移動させている最中も撮影を続けています。移動中はカメラが自然とあちこちを向きますが、その際に、撮影機のレンズをふさいだり、中継を一旦やめずにライブ中継を続けるため、その公表物(撮影物)には、地域の者(散歩者や通行人)、観光の者、見物の者、警備する警察官や沿岸警備隊の隊員など漁に無関係な人たちが映り込み、その存在を視聴者に知られてしまいます。悪質な撮影者には、故意に周りの人たちを撮影しているふしがある者まで潜伏したことがあります。
前述のように、一部に、環境テロリスト並みの人や、「太地に津波が来い(津波で滅べ)」とか「太地に観光に行ってはいけない」とか投稿する悪意のある者などで構成された視聴者の目に公表物はさらされております。ドルフィンプロジェクトは、この状態をよく知っておりますから、これらは、「インターネットを使った組織的なカメラハラスメント」と考えられます。
「テレビで放送された漁業者への足止め事件」
ドルフィンプロジェクトの組織としての犯罪活動に著名なものは、シーシェパードと組み、2011年に漁業者が運転手の自動車を違法に足止めした「威力業務妨害の疑い」です。これは、NHKも民放も取材している時に発生しました。当時は、交番が近くに無く、仲裁の警察官が到着するまで時間を要しました。
(↓これらのドキュメンタリー番組で、「外国人活動家が漁業者を足止めした事件」も放送され、少なくない視聴者が知ることになりました。)
「生け簀の切断事件」の直前に世論を煽っていたドルフィンプロジェクト
2018-11-13いけす切断の環境テロ事件の推測
①シーシェパード不在の時期の犯行(テロ準備罪逃れ?)
②SSが猛攻撃した現場(示唆?)
③ドルフィンプロジェクトの煽りが悪化(バンドウイルカが大漁の為)
④呼応してテロを望むイルカ愛護狂信者複数の声
状況からでは確実なテロ警報は難しく入国阻止しかない pic.twitter.com/imbT1X6hVn— 鯨類に感謝@Thanks Cetacea (@irukanigohan) November 13, 2018
バンドウイルカは水族館のスターなのでイルカ狂にとても同情を得やすい(扇動者から見れば、煽り易い)対象動物ですが、ドルフィンプロジェクトは、まとまった頭数のハンドウイルカが捕獲できると、飼育向けに馴致をする生け簀(いけす)を頻繁に撮影または中継し、過激な言葉で視聴者へ呼びかけますので、扇動された環境テロリストが犯行をする動機を得る関係にあります。
2018年の生け簀の切断事件は、現地にシーシェパードがいない時期であり、ドルフィンプロジェクトが「ほぼ独占的に」生け簀を実況中継し、強い言葉で視聴者を煽っており、その結果、事件がおきたと考えています。
ドルフィンプロジェクトの行動は、「組織としての入国拒否を検討すべき」段階
ドルフィンプロジェクトの問題行動は、週に何度も撮影するなど「執拗」と言える部分が有り、これは知る権利の範疇を超えており、地域や特定企業、特定産業への「嫌がらせ」とみなせる範疇に入りますから、「組織としての入国拒否を検討すべき迷惑な状態」と考えられます。
威力業務妨害を構成し、10代の女子学生の水着姿まで撮影するなどプライバシーに一向に配慮しない「カメラハラスメント」があり、「リック・オバリーのドルフィン・プロジェクト」の行動は悪質なものと考えられ、組織としての入国禁止の対象となるのは致し方ない状態だと思われます。
リンク集
第4回めはこちらです↓
*1:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A9%E3%81%A8%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B
*2:https://www.jstage.jst.go.jp/article/shes/11/2/11_91/_pdf/-char/ja
*3:https://twitter.com/irukanigohan/status/783908499235352576
*4:https://irukanigohan.hatenablog.com/entry/2019/09/03/%E5%85%83%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%AE%B6%E3%81%8C%E5%85%A5%E5%9B%BD%E3%81%97%E5%A4%AA%E5%9C%B0%E7%94%BA%EF%BC%88%E4%BC%9D
*5:日本の和歌山県の太地町でも、ドルフィンプロジェクト(やシーシェパード)が採用したふしがある戦術は、国際的な動物団体がよく用いるパターン通り、現地の観光にダメージを与えることのようでした。シーシェパード活動家などは解り易く「太地をゴーストタウン(廃墟)にしてやる」と敵愾心を何回も述べてます。ドルフィンプロジェクトも「観光に来ないで」と団体の幹部クラスが何度もいいました。▼日本側は滅ぼされないように地域の観光業に力を入れます。否、もともと、地域の観光産業が斜陽化しており(特に、太地町の観光は衰退し、博物館の入館者数が20年前をピークに激減していました)、もともと、政治は観光振興に力を入れ続けていましたが、2010年の捕鯨叩き映画以降は、外国団体が作る圧力に対抗する意味も有り、日本防衛側が更なる観光の振興策を注目することになり、機を得た政治家が動くことになります。▼政治家は、例えば、南紀に、日本遺産「鯨とともに生きる」(地域の古式捕鯨)の認定を実現させたり、南紀熊野ジオパークの認定を実現させたり、太地町にある博物館を舞台にした青春映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』を創らせたり、あるいは他の映画に協力したり、また、鯨の学術研究都市の実現のため、森浦湾の整備(森浦湾鯨の海構想)や「一財 日本鯨類研究所太地支所の誘致」を軌道に乗せます。このような地域振興、観光振興に取り組むと同時に、マスコミに観光報道だけをしてもらう要望が概ね成功します。(マスコミが観光客を運ぶ原動力で、観光振興の基本です。)▼おおむね、観光振興の策は成果が整ってきており、あと残るは、騒がしい市民活動家が撤収することではないでしょうか。太地からの撤収は2014年に早くも呼び掛けている日本の動物団体があります。原因は、太地をシーシェパードが標的としていることです。シーシェパードは日本で国民的に嫌われており、その状態で、シーシェパードが標的とする地においてシーシェパードに似た活動をすれば、シーシェパードの手伝いをすることと同じですから、国民ウケが悪く、却って反感を買います。年に何度も博物館前で嫌がらせの演説をしたり、観光地の中をデモ隊が拡声器で騒ぐなどの活動は、シーシェパードの手伝いのネガティブキャンペーンとみなされますから、シーシェパードの片棒を担いでしまう活動は慎まねばなりません。▼また、(対象となる市民活動家の人数が少ないので統計としてはサンプル数は少ないのですが、)当方のアンケート調査では、シーシェパードとの連携は、「他の動物愛護活動やアニマルライツ活動へのイメージダウンになる」と回答者の過半が答えています。
*6:https://twitter.com/irukanigohan/status/847076451513880576
*7:https://twitter.com/irukanigohan/status/847070992094547968
*8:https://twitter.com/irukanigohan/status/878808687661334528
*9:もうしわけないです、統計を取ってないので正確な数値は存じません。